小学校に入ると子どもの様子が分からない…親になって感じた不安と後悔

発達・不登校

「うちの子、学校で本当に大丈夫なんだろうか。」

小学校へ入学してから、そんな不安を感じることが増えました。

これは発達特性のある子どもに限った話ではなく、小学校へ入学した多くの保護者が一度は感じることではないでしょうか。

わが家の上の子は、小学校に入ってから少しずつ行き渋りが始まりました。

担任の先生へ相談し、発達検査(WISC検査)を勧められて受けることになりました。

でも、検査を受けたからといって、すぐに状況が変わるわけではありませんでした。

私自身も「どう接したらいいんだろう」「何が正解なんだろう」と戸惑う毎日。

学校でも大きな支援が始まることはなく、時間だけが過ぎ、子どもは少しずつ学校へ行けなくなっていきました。

そんな中で、私がずっと感じていたことがあります。

「親は学校での子どもの様子を見ることができない」

ということでした。

保育園とは大きく違った小学校

幼稚園の頃は毎日送り迎えがありました。

朝は先生が迎えてくれ、教室へ向かう様子を見ることができます。

お迎えでは、

「今日はこんなことがありました。」

「お友達と楽しそうに遊んでいましたよ。」

と、その日の出来事を教えてもらえました。

園へ行く機会も多く、保護者同士で話す時間もあります。

個人面談では先生が日頃見て感じたことを細かく教えてくれました。

子どもの様子を知る機会がたくさんあったように思います。

小学校に入ると急に見えなくなった

ところが、小学校へ入ると状況は一変しました。

朝は登校班で学校へ向かいます。

「今日はどんな表情で教室へ入ったのかな。」

「休み時間は誰と過ごしているんだろう。」

「困っていることはないのかな。」

そんなことを知る方法はほとんどありません。

学校へ入れるのは学習参観や行事の日くらい。

普段の学校生活を見る機会はほぼありませんでした。

家に帰ってきてから、

「今日はどうだった?」

と聞いても、小学1年生では学校であった出来事を順序立てて説明するのは難しいものです。

返ってくるのは、

「楽しかった。」

「普通。」

そんな一言だけ。

「何が楽しかったの?」

「誰と遊んだの?」

と詳しく聞こうとすると、

「分からない。」

「忘れた。」

と言われてしまうことも少なくありませんでした。

上の子は発達特性もあったため、それすら答えることが難しいこともありました。

「今日はどうだった?」

という質問自体が漠然としていて、何を答えたらいいのか分からなかったのだと思います。

だからこそ、学校での様子を知る手がかりがほとんどなく、親として不安ばかりが募っていきました。

私が本当に知りたかったこと

心配になり、連絡帳で学校での様子を尋ねることもありました。

返ってくるのは、

「頑張っていますよ。」

「お友達とも話せていました。」

という言葉。

もちろん、その言葉はうれしかったです。

でも私が本当に知りたかったのは、

「困っていることはありませんか?」

ということでした。

授業で困っていないか。

友達との関わりで無理をしていないか。

先生の話についていけているのか。

発達特性があるわが子だからこそ、「できていること」だけではなく、「困っていること」を知りたかったのです。

学校を責めたいわけではありません

もちろん、先生方を責めたいわけではありません。

1クラス30人前後の子どもたちを、先生一人で見守っています。

毎日全員の細かな変化まで気付くことが難しいのは当然だと思います。

だからこそ、家庭と学校がお互いに情報を共有できることが大切なのだと感じました。

2人目で気付いたこと

下の子が小学校へ入学するとき、私は一つだけ意識して先生へ伝えたことがあります。

下の子は今のところ発達特性はありません。

でも、

「保育園から同じ小学校へ行く子がいないので、友達ができるか心配しています。様子を見ていただけると助かります。」

と、入学当初から担任の先生と児童クラブの先生へお願いしました。

すると最初のうちは特に気にかけてくださり、

「今日はこんなお友達と遊んでいましたよ。」

「楽しそうに過ごしていました。」

と様子を教えてもらえることがありました。

その経験から、

心配なことは遠慮せず、最初に具体的に伝えておくことが大切なんだ。

ということを学びました。

先生方も、何を気にして見ればいいのか分かることで、必要な場面で気にかけやすくなるのかもしれません。

あの頃の私に伝えたいこと

当時の私は、「学校では頑張っています」と言われる一方で、家では朝「行きたくない」という素振りを見せるわが子を見て、不安ばかり抱えていました。

もし今、小学校へ入学して「学校での様子が分からない」と不安を感じている保護者の方がいたら、その気持ちは決して特別なものではありません。

もし心配なことがあるなら、どんな小さなことでも先生へ伝えてみてください。

すぐに解決するとは限りません。

でも、家庭が感じている不安を学校と共有することは、子どもを支える第一歩になるのではないかと、今は思っています。

 

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